「Sheltersuit(シェルタースーツ)」が教えてくれる原点回帰

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2022.03.18

こんにちは。2022年秋冬、あのシェルタースーツがパリ ファッションウィークに登場。パレ・ド・トーキョーでファーストコレクションを発表しました。

シェルタースーツがファッション界を賑わせたのが、ガブリエラ・ハースト率いるクロエ2021年秋冬でのコラボレーション。


寝袋羽織ってるような、フルレングスのシェルタースーツが最高に格好良かった!
馬のトリミングが施されているジャケットが欲しくて速攻クロエに駆け込んだけど、日本未入荷だった。まあボリュームがあり過ぎて似合わなかったんだけど…

オランダ人デザイナー、Bas Timmer(バス・ティマー)が「Sheltersuit Foundation (シェルタースーツ財団)」を設立したのは8年前の2014年。

財団設立のきっかけは、友人の父親が外で寝ている間に低体温症で亡くなったことを知り、即座に古い寝袋とテントなどを組み合わせたジャケットを作り避難所に届けたこと。

Sheltersuit Fall 2022

今回のコレクションはクロエもサポート。スタジオを無料でオファーし、デッドストック素材も提供しています。またLVMHもデッドストックの高級マテリアルを提供しました。
シェルタースーツのスローガンである “People helping People”を多くの人々に認知してもらうこと、そして「身体を暖め、保護する」という服本来の役割を思い出し立ち返ること。バス・ティマーがコレクションに込めた想い。原点回帰。

現在シェルタースーツは、オランダ、南アフリカ、米国に拠点を置き、それぞれの地域の気候やニーズに合わせたシェルタースーツを製造しています。可能な限り再利用された素材を使用して。

時代が大きく動き出しましたね。
Photos: Tony Dočekal for Sheltersuit

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