夢中をひとつ〜エルメスのカレ

投稿日:

2013.02.04

こんにちは。

「夢中になれること」「好きなこと」「得意なこと」があるのって幸せ、と
つくづく思います。
飽きっぽい私は、その夢中を、興味を、飽きることなくひたすら突き詰めた人たちを尊敬します。

私がかろうじて継続している夢中は、馬と読書。

幼いころからの夢、乗馬を始めたのは高校時代。
貴族でも豪族でもないウチ。安く乗せてくれるクラブを必死で探して両親を説得。
馬の体温を感じながらその背に乗せてもらう。
きれいにブラシをかけ、蹄鉄にたまった泥をとり、鞍ずれしないように当てた毛布を乾かす。馬に触れている時が幸せ。今はお金がないので乗れてませんが〜 また再開したい。

シマシマのバーを見ると飛びたくなります…
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そんな馬好きの私が「馬具商エルメス」を知ったのは小学生の時。
隅々まで行き届いた美意識、全てにおいて最上級のエルメスを自分のものにするには恐れ多くて…時間がかかりました。最近やっと…少しづつ、です。

エルメスのカレ。
カレを前にその後ろを透かしてみます。この作品が出来上がるまでに費やされた時間と労力、職人さんの得意とデザイナーの集中、ディスプレイのこだわりを。(記事「最上級とはこのこと」)

2013年春夏の”LE CARRE HERMES”が出ましたね〜
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トロフィーが沢山!その名も《トロフィー》や

世界の帆船
国立海洋博物館とのコラボレーションを長きにわたって育んできたエルメスが、軍人にして技師、油彩や水彩の才に恵まれ、民族学者でもあり、多くの著作を遺した”知的巨人”、パリス提督へのオマージュとして捧げたカレ。タホ川からカルカッタまで、チリからポンディシェリまで、シルクにいざなわれた帆船の旅。
(LE CARRE HERMESより抜粋)
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帆船の周りは…異国の動植物で埋め尽くされています!博物学的。
カニ!!!
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熱帯の動物たち〜とりわけ「なまけもの」が愛らしい《赤道直下》は…かなり欲しい!140センチのシルクです。
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どこを切り取っても馬の香りのするエルメスですが、私はどうしても馬や馬具そのもののデザインを選んでしまいます。 
鐙(あぶみ)柄。 R1127642

ここまで凝った装飾をつけた鐙…見ていて飽きません。エルメス銀座店の4階には歴史的に貴重なハミが展示してあります。R1127643

馬着柄は一番好き!
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巻きものはボリュームよ!と思っているわたしが気に入っているのが、90センチのカレの二枚使い。
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角を結んで

そのまま垂らしてもいいし…長過ぎる時はもう一端をゆる〜く結ぶ。
生まれが同じキャラメルが入っているのでけんかしないし、思いもよらない柄同士の相乗効果が刺激的!
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カレの結び方をかいたカードもあります〜エルメスのスタッフの方々の素敵なカレの巻き方も大いに参考になりますよね私も「巻き方教えて下さい!」といつも図々しく食らいついてます。
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そして東信さんの作品にも「夢中」の極みを感じました。
(記事「エルメス銀座店のウィンドウ」「東信さんの驚異的植物世界」)

©Azuma Makoto
Photo by Shiinoki Shunsuke

「好きなこと」があるのはとても幸せ。
裁縫、料理、音楽、ファッション、ヘアメイクに、ゲームでも映画でもとにかくなんでも夢中になれるって…素晴らしい。
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