アーティストKYOTAROさんと初めてのインタビュー

投稿日:

2013.02.06

こんにちは。

昨年末、この歳になって初めてインタビューというものを受けました。
原田優輝さんが主催するQonversations(カンバセーションズ)。

各分野の先端を走るクリエイター、文化人の方々は、取材対象者として魅力的であると同時に、優れたインタビュアーでもあるはずです。
そんな彼らにインタビュアーになってもらい、彼らがいま本当に話を聞きたい相手に、彼らなりの視点でインタビューしてもらう。
しかも、自分が活躍するフィールドではない、まったく異業種の相手に。
その対話は、時におそらく、ごく個人的なものになるでしょう。
ですが、そこには、数多くある既存のインタビュー記事とはひと味違う、現代をより豊に生きていくための、多様な「視点」と「声」が立ち上がってくるかもしれません。
カンバセーションズとは?より)

イラストレーターの黒田潔さんが辛酸なめ子さんに、NOSIGNER主宰の太刀川英輔さんが東京大学i.schoolエクゼクティブディレクターの堀井秀之さんに…などなど興味深い方々のインタビューが満載!

そしてアーティストのKYOTAROさんが話を聞きたい相手に選んで下さったのが、光栄にも私でした。ありがとうございます。

KYOTARO

1978年京都生まれ
1998年京都嵯峨美術短期大学グラフィックデザインコース卒業
ルーツは漫画、メルヘンからインスピレーションを得ており、幼い頃から漫画や絵本の挿し絵、サイケデリックな絵に興味をもつ
1999年に拠点を東京に移す
かつて恵比寿にあったP-house Galleryで2000年に展覧会を行う。その頃から漫画という枠からはみ出るということに重要性を感じ始める
KYOTAROさんにお会いして、作品を拝見して感じたこと。
「同じ世界を感じることが出来る方かも…」

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《天界トリップ》
このシリーズを描きはじめて「絵に命が宿る」とはこういうことなんだと思った。

恐ろしく緻密で…複雑に絡み合った次元の隙間を捉えたかのよう。
「天馬」

「いつ王とうさぎ」

「九尾の狐」

「龍神」

私が一番好きな作品「天の番犬」。

《ベイビー・シャワー・ストーリー》
これは、描かれたおとぎばなし。2002年から2003年にかけて、カル チャー誌『Studio Voice』において連 載され、2 0 0 4 年プレスポップから限 定刊行されたデビュー作品集を再編 集・刊行したのが本書です。 ウサギのお妃さまに赤ちゃんが生ま れ 、さ ま ざ ま な 動 物 た ち に グ リ ー テ ィ ング・カードが届く…
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そして、今のKYOTAROさんの想いはこの「MWUAI」に凝縮されているように感じました。

世界をとりまく光や闇を感知する不 思議な能力を持つ、くまの晴子。ある 日晴子は、世界中にはびこる黒い闇、 “レ”に遭遇する。人の目には見えず、 知らぬうちに心やお金、豊かさの全て を 独 り 占 め し よ う と す る“ レ ”の 根 源 をつきとめるため、晴子はパートナー の一郎と共に「MWUAI」を合言葉に 立ち上がる。

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プーマストア大阪のフィッティングルームの絵はKYOTAROさん作です!

例えば…バーキンが欲しい!と思って街にくり出すとバーキンばかりやけに目につきます。
植物に注目しているとやたらに花屋が、ブルーのニットばかり、の日もあります。
意識すると見えるものが違ってきます。
同じ想いを持っている人、波動が似たような人同士は引きつけあうのは…きっと「見えているもの」が同じだから。

尾が蛇である亀「玄武」。
龍と共に惹き付けられる動物だわ。

2012年に作品集や漫画を4冊刊行したKYOTAROさん。
是非、彼女の世界を体感してみて下さい!

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