海軍の街 ウラジオストク③

投稿日:

2019.07.16

こんにちは Lulu.です。2日目後半です。

海軍の街ウラジオストクでは軍用品を扱う店を見かけます。行きたかったのが、太平洋艦隊の軍人さんや軍事学校の生徒さんが買いに来るデパート「フローツキー(艦隊)」。

やはりボーダーシャツが人気のようで。ネイビーは海軍、水色は空挺軍、緑は国境警備隊、ピンクは非常事態省なんですって。写真撮影も快諾して下さいました。

でね、欲しかったのがバッジ。ネイビーのダッフルコートに沢山つけようと思って。色々悩んで、スタッフの方の「この色もいいわよ〜」に後押しされた白も加えて、5つ購入。

イメージはもちろんシャネル メティエダール 「パリーモスクワ」。

CHANEL Metiers D’art collection 2009 “Paris-Moscou”

ヒールは葱坊主でしたね。パリーモスクワは、加茂さんのヘッドドレスが強烈格好良かったコレクションでした。(過去記事「アンソリットであれ〜加茂克也展‘100 HEADPIECES’」)

007を見て、『エロイカより愛をこめて』を読みながら育った私としては「こぐまのミーシャ」も外せない。

1980年のモスクワオリンピックのマスコットであり、『エロイカより愛をこめて』のKGBエージェントのコードネームが「仔熊のミーシャ」でした。こぐまのミーシャの本名は、ミハイル・パタピッチ。

「革命戦士広場」通称 中央広場を抜けて、「C-56」潜水艦を見学に。

ウラジオストクの極東工場で竣工されたC-56潜水艦の内部を見ることができる「潜水艦C-56博物館」。戦没者の碑に手を合わせ、内部に入ります。

ショーン・コネリー主演映画『 The Hunt for Red October(レッド・オクトーバーを追え!)』を思い出します。

魚雷の上にベッド…

魚雷発射管の中を覗き…複雑な思いに駆られる。

艦を出てからもう一度心の中で手を合わせ、

向かったのはニコライ2世凱旋門。

最後の皇帝となるニコライ・ロマノフが、世界旅行の最後に訪れた日本からの帰路にウラジオストクに立ち寄り、その記念として建造されたのがこの凱旋門。ロシア革命で君主制のシンボルが撤去、門自体も破壊され、現在の門は2003年に再建されたもの。

円のレートがいい「バンク プリモーリエ本店」の美しい外観を見ながら

「グム百貨店」の風格ある素晴らしい建造物を眺める。帝政ロシア時代の19世紀にクンスト・アルベルス商会が建て、その後アール・ヌーヴォー様式に改装された歴史的建造物。グムとはソ連時代の国営百貨店の意。

1階にはZARAが。時代の波には抗えないのでしょうね。

同じ階にビルトインされている「Michel Bakery」で休憩。

マーガリンや半製品、ガムペースト、保存料等一切使用しないという品質。蜂がなんとも愛らしかったケーキも甘すぎず美味でした。

流石ロシア、紅茶好きの国。フルーツやスパイスがたっぷり入ったお茶がとても美味しかった。そして外に出るといつも思うのがその量。たっぷりとサーブしてくれてゆっくりと時間を過ごせるのが本当に嬉しい。

そして夜は、北朝鮮国営のレストラン「平壌」へ。ロシアと国境を接し、週2便 高麗航空がウラジオストクへ就航しているという北朝鮮。冷麺が美味なのと、喜び組予備軍の美しい方々がサーブしてくれると有名。

恐る恐る入店してみる。ホテルから予約を入れてもらったら、個室だった。うー店内の雰囲気がまるで分からん。どうやら写真撮影は歓迎されてないようで…料理とかならいいようで。まあ、美女たちをバシバシ撮らないでということなのだろう。

うん、料理は美味しかったし、今まで体験したことのない独特の雰囲気を味わえた貴重な時間でした。

続く。

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