ホーチミン歩き ベトナム旅行記②

投稿日:

2017.08.29

こんにちはLulu. です。午前中にスイ・ティエン公園を堪能した後は市内観光。ベトナムは初めてなので、ガイドブック的にざっと歩いてみます。

お昼は路地裏の古いアパートの4階にあるSecret Gardenで。

ベトナム全土の気取らない家庭料理を提供してくれるお店で、注文したものすべて美味でした。

お腹を満たして統一会堂(旧大統領官邸)へ。1975年4月30日、北ベトナム軍の戦車がフェンスを破り突入し、南ベトナムの首都サイゴンが陥落。当時のソ連製戦車が展示されています。「フランス領インドシナ」として植民地下においていたフランスにより建設されたこの宮殿は、現在一般公開されています。

「フランス領インドシナ」という響きは、ジャン=ジャック・アノー監督の映画「愛人/ラマン」を彷彿とさせますね。

重苦しい空気がのしかかってきたのが、地下の秘密施設。暗号解読室や大統領司令室などが公開されています。

2017年APECはベトナムが議長国。統一会堂から中央郵便局へ向かいます。

中央郵便局は、19世紀末のフランス統治時代に建てられたコロニアル風建造物。

正面にはホーおじさんの肖像画。駅舎のようなこの鉄骨の感じ…鉄骨設計はギュスターヴ・エッフェル!当時駅舎だったオルセー美術館を模したと言われているそう。エアメールはここから出したい。

「東洋のパリ」と称されたサイゴン時代を象徴する建物、ホーチミン市人民委員会庁舎。現在も人民委員会が使用しているので内部は見られませんが、その美しいコロニアルな外観は多くの観光客を惹きつけていました。

以前の腰掛けたホー・チ・ミン氏の横に少女が寄り添う像が、2015年5月に現在の立像に置き換えられたとのこと。

タイルが美しいヒンドゥー寺院スリ・タンディ・ユッタ・パニ(Sri Thenday Yuttha Pani)。

パスター通りにひっそりと佇むこの寺院には観光客がほどんどいないので、通りの喧騒から切り離され、静かでゆったりした時間が流れていました。

そしてマルゥ(Marou) チョコレート。伊勢丹の「サロン・デュ・ショコラ」内覧会で見て気になっていた、ひとつの産地のカカオからひとつのチョコを作る「シングル オリジン」チョコレート。ベトナムの良質なカカオにサトウキビからとれる砂糖だけを原材料とし、乳化剤などの添加物はもちろん、バニラすら使わない潔いシンプルさに惹かれる。美しいオリエンタルなパッケージも嬉しい。

そしてサイゴン川沿いに建つマジェスティックホテル。

フランス植民地時代の1925年創業のこの老舗ホテルは、南部仏印進駐時には日本軍や政府関係者の宿舎として、またベトナム戦争時には世界各国のジャーナリストの拠点として使用されたという。

サイゴン川を臨む絶好のロケーションを有する屋上のバー「M Bar」。

沢木耕太郎さんの「深夜特急」に触発され、学生時代バックパックを背負って旅した私が、今回の旅の一冊として選んだのは、やはり沢木さんのベトナムをバスで南から北へ縦断する「一号線を北上せよ」。

その「一号線を北上せよ」の中にテラスバーからサイゴン川を眺めるという件がある。このバーがそうかなぁとぼんやり考えながら夜風を楽しんだ。同じようなルート、同じような場所を選んでも、人それぞれ違った景色を切り取り、それぞれの感動を得て〜まさに十人十色の旅が出来上がると思うと〜とても面白い。

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