鉱物を纏おう③〜スティーブン・デュエックStephen Dweck

投稿日:

2016.10.14

こんにちはLulu.です。愛して止まないスティーブン・デュエックのOAKコレクションを見に神宮前本店にお邪魔してきました。

スティーブンはNYを拠点として活躍するジュエリーデザイナー。NYのThe School of Visual Arts で彫刻と絵画を学び、Geffrey Beene にその才能を評価され彼のコレクションへの参加を促されます。これがスティーブンのアクセサリーとファッションへの道の始まり。

stephendweck)

自然世界に対する豊かな想像力を駆使し、おそらく地質学者にしかわからないような珍しい素材を使用し、豊かな大地の色の組み合わせとそのダイナミックなフォルムが最大の魅力。

私がスティーブンのジュエリーに出会ったのは10数年前、NYのデパートBG(バーグドルフグッドマン)で。まるで鉱物をそのまま纏うかのような大ぶりの石使い、凝った加工、大地の躍動を感じさせる色彩の美しさに一瞬で虜。太古からの膨大な時間と地球のエネルギーを感じさせる石たちが語りかけてきます。

そしてスティーブンといえば OAK(One of A Kind =唯一無二)、いわゆる一点物コレクション。スティーブンが色、形などを厳選した「石」に与える、エクスクルーシヴ・ジュエリー。その証に、OAKには「アダム」と名付けられたマメコガネ(ジャパニーズ・ビートル)が鎮座しております。

今シーズンもNYから麗しいOAKが。スライスした石の断面が強烈に美しいネックレス!に

地中深くにひっそりと眠っている化石や琥珀(ジュラシックパークですね〜映画では、琥珀の中に混入していた虫から恐竜のDNAを抽出していましたね)を彷彿とさせる石たち。植物が眠っているようなペンダントヘッドにリング。

それぞれの石の特性を生かしたカッティングが美しいリズムを奏でるのがスティーブンのコンビネーションの魅力。(大掃除後の荒れた手ではなく、ジュエリーに焦点を当ててくださいませ。)

グラデーションとパール、石の質感の妙が素晴らしい一本。

結晶が泡立つような質感を醸しだすドルジーと、ホワイトキャッツアイ、クォーツ、ブラックムーンストーンの組み合わせが素晴らしく美しかったブレスレットは、素敵な方の元に旅立って行きました〜

私が惹かれたのは、ずっと探していたアンモナイト。

あ〜鉱物好き、標本好きは是非、東京駅前の”驚異の部屋”インターメディアテクへ!

日本郵便株式会社と東京大学総合研究博物館(UMUT)の協働運営となる入館料無料の公共施設です。東京大学が蓄積してきた「学術文化財」、膨大な過去の遺産を洗練された「編集」で魅せてくれる東京大学総合研究博物館。東京駅前JPタワー内旧東京中央郵便局2・3階にあります。(VOGUE blog「東京駅前の”驚異の部屋”を見に行こう」)

そういえば、Givenchy Spring 2017も「鉱物」なコレクションでしたね。

何はともあれ、この機会に是非OAKの魅力を体感してみて下さい。

10月14日(金)〜10月18日(火)スティーブン・デュエック神宮前本店にて開催。

コメントを残す