日出づる国へようこそ〜ディオールが国立新美術館で2015年秋冬リピートショーを開催

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2015.06.17

こんにちは。

昨年12月の国技館でのショーに引き続き、ディオールが2015年秋冬コレクションのリピートショーを国立新美術館で開催。
お招き頂き出掛けてきました。(VOGUE blog「ディオールが両国 国技館でショーを開催」)
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日本とメゾンとの繋がりは深いものがあります。
ディオールが惚れ込んだ京都 龍村の織物。昭和29年には龍村の絹織物がドレスとなってデビュー。日本の伝統の技と深みが世界を驚かせました。
そして大丸がディオールのクチュールを取り扱い、美智子様のご婚礼のためにディオールが3着のドレスを制作。
そう、子供の頃から日出づる国はクリスチャン・ディオールの情熱の対象でした。

黒川紀章設計の美術館としては最後のものとなった国立新美術館が今回の舞台。
美術館2階通路がランウエイに早変わり

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ショーが始まります。
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2015-16年秋冬のテーマはAnimals。
本能的でエレガント、ワイルドでもの悲しげ。自然と人間がここで結びつき、描き出されるハイブリッドな輪郭。
アーティスティックディレクター、ラフ・シモンズが発展させたプリミティブ(原始的、自然のまま)なコンセプト。
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ゼブラや斑点モチーフ、

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エキゾチックレザーのバッグに大胆にカットされた生地。

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(dior)

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(VOGUE JAPAN)
幼いころ折り紙で作った七夕飾りを思い出させる切り紙な一着。

ここでもバッグはエキゾチックレザーを。
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(dior)
「庭園や花々からは遠く、さらに開放されて、もっとダークで、もっとセクシャルな何かに向いたかったのです。」とラフ・シモンズ。
眺め楽しむ庭園から遠く離れた場所で、男性らしさと女性らしさが互いに引きつけ合い、近づき、モチーフは抽象的で極端な姿になります。都市と野生動物が対等な立場になり、動物が息づく自然というコンセプトが全面に現れてくる。

ピッタリと肌に張り付いたブーツは第2の肌。そしてムッシュ ディオールにとって大切なアニマルプリントをサイケデリックな解釈で再構築。ハイパーナチュラル!
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(VOGUE JAPAN)
惚れ惚れする色合いのカナディアンフォックスファーは半分を染め、半分は自然な風合いを残し、カットされた部分には厚地のツイードが嵌めこまれています。

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(dior)
ランウエイを歩き終わったモデルたちはエスカレーターで1階へ〜

波打つガラス壁が現実感を喪失させ、巨大な逆円錐な空中レストランが未来都市を彷彿とさせる空間がアフターパーティ会場に。

豪華なゲストたちもお目見え。
森星さんに
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中嶋美嘉さん、水原佑果さんに

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マリエさんなどなど〜
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マリエさん着用のシャツドレスは2015年春夏のものですね。これ素敵だったので印象に残っていました。

(VOGUE JAPAN)

スティーブン・クラインが撮影したキャンペーンとショートフィルム『Secret Garden』第4章でモデルと主演を務めたリアーナも来日。
月光が妖しく照らし出すヴェルサイユ宮殿を舞台にコレクションのディテールを引き立たせるビジュアル。
Dior Secret Garden IV featuring Rihanna-Versailles-

「感情があふれ出る感覚がコレクションに欲しかったのです。動物的でセクシャルな女性が、新たなジャンルの迷彩を纏って登場します」とラフ・シモンズ。
秋冬が待ち遠しいですね。

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(VOGUE JAPAN)

このような素敵なショーを見る機会を頂きとても嬉しく思います。関係者の皆さまありがとうございました。

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