2014.10.28
こんにちは。
銀座でディオールが開催するエキシビジョン「エスプリ ディオール〜ディオールの世界」を観てきました！
1947年２月12日、クリスチャン・ディオールがモンテーニュ通り30番地のサロンで最初のコレクションを発表してからラフ・シモンズまで〜
メゾンのクリエーションとファッションフォトグラフィーの巨匠、パトリック・デマルシェリエの写真に酔いしれます。
入り口を入ると目に飛び込んでくるのが ”ニュールック”の象徴とも言えるバー(Bar)スーツ。
建築、図形、立体に熱中したクリスチャン・ディオールが産み出した女性の体に彫刻を施したような〜エレガントなシルエット。
メゾンが葛飾北斎へのオマージュを捧げたドレスが！！！
好きで好きでたまらないクチュールの、あのドレスを実際目にすることが出来るなんて…卒倒寸前で座り込み。ここでエネルギーの殆どを使い切る。
Christian Dior Spring 2007 Haute Couture
子供の頃から、日出づる国はクリスチャン・ディオールの情熱の対象。
日本の文化に心惹かれ、日本人が伝統を尊重しつつ現代的な感覚も合わせ持っていることを賞賛したそう。
1959年ご成婚の日、美智子さまは、クリスチャン・ディオールのローブデコルテを召されていましたね。
クリスチャン・ディオールの後継者たちはモンテーニュ通りと日本との絆を維持し、深めることに熱意を注ぎました。
Fall 2013 Haute Couture
北斎ドレスが登場した2007年オートクチュールは日本への真のオマージュ。折り紙なドレスも印象的でしたよね。
Spring 2007 Haute Couture
可憐に咲きほこる花のイメージのディオール。
「子供の私を守ってくれた庭」。幼少期を過ごしたノルマンディー、グランヴィル家の庭についてこう記すクリスチャン・ディオール。
クチュリエになってからは、花のような女性で世界をいっぱいにすることを夢みてたという。
彼の後継者たちへその想いは受け継がれています。
Fall 2010 Haute Couture
自然の中で欠くことのできない香りの存在に気づいた彼は、フレグランスなしには自分のドレスも未完のまま終わる、と。
「香水はドレスの最後の仕上げのひとしずく」。
地下の「ディオールのアトリエ」のセクションには、アトリエの一部を再現。
オートクチュールの夢に息吹きを与える職人さん、クチュリエール（お針子）の技術を見ることができます。
ミス ディオールにジャドール〜ひとつの瓶の装飾を仕上げるのに約５分かかるそう。ムッシュ・ディオールのことを、女性らしい優しいイメージを、思い浮かべながら作業しているそうです。
巨匠、パトリック・デマルシェリエ氏に目線を頂きました！が、逆光で…
エキシビジョンに先駆け、ディオール表参道店リニューアル内覧会にもお邪魔しました。
大画面に花たちが映し出される壁面は圧巻。
蹄のようなヒールがなんとも魅力的なサイバーなシューズもお目見え。
人気のワッペンシリーズも
フレグランスコーナーの壁はシノワズリ（中国趣味）！素敵だった〜
午前中に血走ったのはDiorette。カステラーヌの世界に恋い焦がれている私の夢のジュエリー。
無理言って全部はめさせていただきました。（手入れ不足の手ですみせん…）
（記事「ずっと恋い焦がれているのはカステラーヌのDiorette」）
ずっと憧れ続けてきた北斎ドレスにDiorette。二つの夢を見させていただき〜放心状態で家にたどり着きました。
関係者のみなさまありがとうございました。
ディオールの優雅で刺激的な世界をこの機会に是非堪能してみて下さい。
エスプリ ディオールーディオールの世界
会期：2014年10月30日～2015年1月4日（2014年12月11日、2015年1月1日休館）
会場：東京都中央区銀座3－5－8 玉屋ASビル
時間：10:30 – 19:00
入場料：無料
Lulu's Cabinet 